<ECLIPSE>

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amen : so be it



今宵は音楽祭だ
素人たちの集まりが 思い思いに奏でる
ちょっと踏み外した旋律

黒と白の鍵盤の上に
踊る母の手は 美しかった
ささくれ立って
ネイルサロンに通う
節々の立派な 男勝りの手

あの手に
育てられたのだ

悲しげなラフマニノフの旋律を愛する母は
この世に在るべき強いものを知っている
音のひとつひとつが
優しく愛撫する


それを追うように
少女の小さな手が
たどたどしい音の跳ね返りに
驚いて瞳を揺らす

不揃いなリズムの隙間から
安らぎが溢れ出して


乾いた魂を
包み込む




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| 未分類 | 21:23 | トラックバック:0コメント:0
昇華 変化の可能性
・なぜ?とか、どうして?とか、未来に対する疑問を不意に投げかけるのはやめよう。それはいくら考えたって判明しないこと。この微妙なバランスを崩すこと。私の体に絡まっている、幾多の細い糸が、その糸同士が絡み合うので私はそれをどうにかしてほどこうとするが、そんな暇はない。

・ああ、世界はなんて予測不可能なんだろう!私は何も知ることができない。私の自分勝手な推測以外には。

・自らの力が及ばないもの。→「諦め」;自分の力が及ぶものに集中せよ。

・音楽の才能を与えられなかった芸術の神

・環境と才能の不均衡― 溢れている

・そう、君はこの世界が「平等」を達成したと思い込まされているだけで、君の考えるような「平等」な世界はかつて一度も達成されたことが無い。

・あなたには、相対化を超越した、美しいものを創りあげて欲しいと思う。子供のようなこころ。眼差し。あまりにも人間的なもの。私の言葉は届くだろうか。

・すべての母は、相対化を超える素質を持ってはいる。しかしそれは多くの場合、固執・執着に陥りやすい。母にとって、子は最高の芸術である。わが子を埋没させまいとして・・・疑惑の故に高みへの階段を登らせようとしたとたん、もう地に落ちている。

・誰かの言うことが、すべて理解できるということ。それは人に一種の安心感を与えるから、それを望むならそうすればいい。自己犠牲?― 犠牲にすらならない。

・私には時間が必要だ。過ぎ去るときを、耐えて、待つということ。時間は容赦なく、変化の可能性を与えてくれる。水の流れで山が削られる。風の力で石は砂になる。四角い石は、転がって丸くなる。千差万別の変化。私が望むのは昇華だ・・・
時を経ても解決しないことはある。しかし、時を経なければ解決しないこともある。根本で、じっとしていること。

| 未分類 | 15:57 | トラックバック:0コメント:0
脱線。
最近の頻出語彙:魂、光、愛、美しい、孤独

ひとつのテーマで何かかけない。分裂した文章しか書けない。しかも違うことで書き始めたはずなのに、友人たちの話題に引っ張られていろんなことを考えすぎる。それに誰が読んでくれるのか分からないけどこれでいいや。いろいろだ。


痛いんだ
悲劇は喜劇に変換され

美しいものを美しいと
優れているものを優れていると言ったら
民主主義への反逆児の烙印を押される
そんな時代に生まれた
180度回転して
状況は変わらない

自由と平等
実現に絶望する前に中身が空っぽになった
逃げて行った理想への 郷愁だけが残る

渇いた土に葬られて
姿があらわになるような
隠れる闇の無いところ 陽に焼かれて
実際は
白い机の上で
潔白な日々を送っている




「よくひとりでここまでやってきたね、辛かっただろう」
それだけでいい。
そう言って抱きしめてくれる人を、きっと私は、ずっと求めている。

そう甘く囁くのは、死だけだろうか


| 未分類 | 02:18 | トラックバック:0コメント:0
input-output / inhale-exhale



色々な人と話して、その生活を思い浮かべ、その葛藤を思い浮かべ、その人生を思い浮かべる。それぞれの窓の向こうに、一つひとつの魂が揺れている。地上には何十億の魂が、それぞれの炎を灯しながら、空に向かって手を伸ばし、それぞれの瞳で世界に違った色をつける。

生きる力が弱いと言われればそれまでだけど、私は知っている。私はその人々の、圧倒する命の数々を重んじることと、軽んじることを繰り返していることを。世界と私の繋がりの在り方を模索していることを。どこかから呼ばれるのを待っていること。進むべき道の選択に、私の意志は関わってこなかった、と言ったら嘘になるだろうか?しかし、事実はそうだ。来るべき時が来れば、人間は導かれていくものだと信じている。

偉大な魂は、考えるよりも多い。知識ではなく、人間的に優れているもの。しかし人々はそれを見誤るか、または真に優れた魂は多くの場合流れるように美しくこの世から去っていくのかも知れない。または、一定の線を踏み越えた人物でなければ、連れ戻されるか、叩かれるか、その存在を認めたがらない人々のために、素晴らしいものを失うか、隠すかを余儀なくされるだろう。すべてのものが相対化されることを免れない世界で、人々は優劣を判断しようとする価値観しか持ち合わせていない。それもその末に生じる結果を恐れるがゆえに、真に比較することすら回避する。(ここで低俗と高貴という観念を持ち出すまでにも至らない。)そして、すべてのものを平等に扱おうとする。果たして「平等」という言葉が何を指すのか説明できないままに、人々はそれを善とし、追い求めるのだ。

あらゆるものが価値を持つと同時に、あらゆるものは価値を失う。真に美しいものを、真に美しいと賞賛しないこころ。万物に対する「肯定」が、歪曲されて散布される。どれも確定的でない、どれも絶対ではない、極の極に対する憧れを抱けない世界。憧れを失った人間たちは、進むべき方向が分からずに、日々右往左往する。一体どちらへ情熱を傾けたらいいのか分からないままとにかくどこかへ進もうとしている人や街がたくさんあるではないか?後押しされる大きなエネルギーと抑圧される壁に挟まれた状態のまま、進んでいく。抱えている熱や力を一体どこに向けて放出したらいいのか分からないことほど辛いことはない。それは、持つものを表現する手段を持たない天才に似ている。彼の頭の中には偉大な思考が詰まっているとして、彼はそれを、絵でも、言葉でも、音楽でも表現することができないとき― その悲しみは、彼にとっても、そして他の人間たちにとっても重い。

知性は言葉に表れる、という言葉の信憑性。確かに、人間の魂は伝達するものなのだとすれば、外に表されたもののみが(output)、その人間の偉大さを示し得ることになる。それはよくあることだ。抱負な語彙を持たない作家は、伝えることができない。言語学的には、その現象が無い地域に、それを形容する言葉は生まれない。(日本の「細雪」は、アマゾンには降らない)。概念が先か、言葉が先か?どちらも、正解だ。言葉で何かを表現するとして、その単語を知っていて自分の体内にはその本質を持っていない人間が、それを伝え得るだろうか。体内に本質を持ってはいるが適切な言葉を知らない人間が、それを伝え得るだろうか。ここで明らかになるのは、手段を持たない人間と、本質を持たない人間の悲しさである。しかし、表現することが伝達を前提とすると仮定するならば、そこにはもうひとつの次元がある。それは伝達における主体と客体の「共通性」の問題だ。コミュニケーションにおいて、主体が本質と手段を伴う場合でも、その本質と手段が共に客体に共有されていない場合には伝達を損なう可能性が高い。この事実と恐れは、人に「相手のわかりやすい言葉で話す」ことを課す。それは客体への確実な伝達を求める場合には必然であり、しかし優しさの度を越えて欺瞞を招く。それは二重の欺瞞である。自己と他者への、二重の欺瞞となる。

本質にそぐわない手段は、本質を歪曲する。沈黙を守るという行為はそれを防ぐためではないか?言葉の域を離れて言えば、沈黙という行為も何かを語る。いや、その語ることは多い。人間は、あらゆるものに意味を与えずにはいられないのだ。「意味が無い」ということの本当の怖ろしさを考えたことがある人間は、その重さに気づくに違いない。あらゆる表現は、魂に、世界への意味を与えさせるものではないか?― output / exhale 息を吐き出すように、水分が体から蒸発するように、、、

人間は媒介する。取り入れ、排出する。捨てて、拾う。命の本質、生きるということは― そういうことではないだろうか。良質なものを摂取した肉体はいい細胞でできている。それらの細胞はどこまでも孤独だ。そして生きることを止めない。
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PROFILE

☆
☆Author: 久美子
生まれ変わるなら、星か鳥になりたいと思う。
地上に「愛」が存在するならば、すべてを愛し、すべてに愛されたい。
命の灯をともして、日食の闇に、うごめく。



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