<ECLIPSE>

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In paradisum

マチは煙るように青白い霧に包まれていた。おばけ電球の奇怪なリズムの光に照らし出されて強い雨に打たれれば、涙も涙とわからずに昨日へと流れていくだろう。その電球の下にじっと立ちすくみうなだれる人々を、その悲しみを、私はどうすることもできない。他愛のない会話で、彼らをこちらの世界につなぎとめておく努力を― 死は、本当にいつも身近にあるだろうか。私が泣くことも笑うこともせず自分を疑いはじめるのは、きっと、私が生きているからに違いない。ひとは土に還るのだ。それは霊魂や何か信仰上の説明ではなく、そういういわゆる非合理的といわれる解釈ではなく、そういう柔らかいものをさしはさまない、即物的現実である。魂は天国へいかれました、と言われるよりも。故人は星になりました、といわれるよりも。土に、還りました。それは最高に、厳しく暖かい響きであると思う。


雨音のレクイエムが、一晩中、美しく響く。




























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PROFILE

☆
☆Author: 久美子
生まれ変わるなら、星か鳥になりたいと思う。
地上に「愛」が存在するならば、すべてを愛し、すべてに愛されたい。
命の灯をともして、日食の闇に、うごめく。



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