<ECLIPSE>

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閉塞感はなんの前触れもなくやってくる。

パソコンに繋がれて一日を過ごす。ただただ音と映像を脳内に流し込む。頭が正常にまわらないのは、たぶんホルモンのせいじゃない。いつものように、そうだったらいいのにと思うのに。恋を煩うのにさえ、ロマンチックな歌が必要なのだ。共感するようなふりをして、なんかその場しのぎの感情を楽しむ。ドラマの主人公にでもなったつもりで、自分を嘆いてみたりする。ほとんどすべてがこの調子だ。わたしの中にありもしなかったものがぼんやりと存在するようになり、やがてちゃっかり居座ってしまう。

理想と現実のハザマ。25にもなってはじめてその言葉がわかり始めたような気がする。それでも一体何を欲しがっているのか、何を待っているのか、そしてその希望や欲望が、果たしてほんとうに自分のものなのかが分からない。巻き込まれている時代の外にある思考、このシステムの出口なんてものは存在しないのだろう。きっと、ここを、いまを生き貫くしかないのだ。それでも求めてしまう。この時代にまみれた「私」でないもの、この世界の外側にあるもの。そんなものは、どこにもないんだ。

例えば人間が何の神話も信仰も持たなくなるとは、どういうことだろう。信じるか信じないか、そのような問答自体からも抜け出てしまうということは、どういうことだろう。ひとりの人間は些細なことで死に、その先には何もない。わたしたちはもうとっくに、記憶の在り処を引き渡してしまっているし、不平等は現前としてあり、そして恐らく、延々と引き継がれていくのだろう。神の救いは訪れない。千年王国も歴史の終わりも、来るべき時はない。逆説的だが、終わりがないこということこそ、きっと最も恐れられていることなのではないだろうか。人々は永遠を希求し、そして終末を待ちわびる。何かの終わり、何もかもが終わるとき、それは、今やどうすることもできない(ように少なくとも個人には思える)システムの出口である。しかしそんなものは、存在しない。

ただ生きるしかないのだ。この時代を、世界を、生き延びるしかない。くだらないとか、つまらないとか思っていることのほとんどが、それ以外には何もないような、現実なのだから。それは実際にまぎれもなく、起きていることである。そして私は、すでにそれを生きてしまっている。そしてこれからどう生きていくべきなのかを考えるときには、設問の段階をひとつ、下げなければならないのだと思う。それはすべての疑問文の前に、「この時代で」と付け加えることかもしれない。















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☆Author: 久美子
生まれ変わるなら、星か鳥になりたいと思う。
地上に「愛」が存在するならば、すべてを愛し、すべてに愛されたい。
命の灯をともして、日食の闇に、うごめく。



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