<ECLIPSE>

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『不滅』 Milan Kundera
―ノヴァーリスは三十歳に達しなかったが、しかしその若さにもかかわらず、たぶん、彼に霊感を吹き込んだものといえば、ただもう死、魂を奪う甘美な死、詩というアルコールに変換された死だけだった。誰しもすべて遥か遠くのほうへ、生の極限のほうへ、そして彼方、非=存在の無限性のほうへ手を差し伸べながら、超越のなかで、自己の止揚の中で生きていた。前に私が言ったように、死がどこにあろうとも、その伴侶である不滅は死とともにあり、そしてロマン派のひとびとは厚かましくも死に親しげに話しかけていた。ベッティーナがゲーテに親しげに話しかけていたのとまったく同じように。

―「あなたがじっと閉じこもっていらっしゃれるかどうか、<善>の精神なのか、それとも『ファウスト』の鼠のように<悪>の精神なのか見たいと思うわ。最高の優れた精神、あたくしの最良の友でもある優れた精神が、毎日まだぐこの敷居にあたしは接吻し、祝福します」

それでゲーテはどうしたか?引用した手紙にしたがえば、彼はこう明言したという。

「ここから出るためと言って、あなたを踏みつけにしたりはしませんよ。あなたのこともあなたの愛も。あなたの愛はわたしにはあまりに貴重すぎるからな。あなたの才気についてとなると、わたしはそのまわりをそろりそろり動くだけだ、なにしろあなたは頭がよく働きすぎるし、あなたとは仲良く生きていくほうがよろしいから」
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☆
☆Author: 久美子
生まれ変わるなら、星か鳥になりたいと思う。
地上に「愛」が存在するならば、すべてを愛し、すべてに愛されたい。
命の灯をともして、日食の闇に、うごめく。



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