<ECLIPSE>

タイトルなし | main | ずっと昔の宿題の答え合わせ
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近頃わるい夢ばかり見る。身に覚えのないカバンの中の銃が暴発する夢、(たぶん)ユダヤ人で映画館から強制的に連れ去られる夢、長いトンネルの中で包丁を持った殺人犯に追いかけられる夢― それが夢だということは、夢の中でもわかっているのに、夢から醒めてもなお「ああ、夢でよかった。」という安堵はおとずれない。それが夢で、現実ではないとわかっているのに。それはほんとうに悪夢だ。醒めているからこそ、悪夢なのかもしれない。それでも、幸い、人を殺す夢だけは見ない。

今では誰もが、出口のない閉塞感に我慢できず、特別な経験を欲しがる。現実はとっくに干上がって、傷口をすぐに乾燥させてしまう。けれども、血は決してワインに変わりなんてしない。平凡であることが幸せと同義でない時代。貧しさが罪である時代。神様が死んでからもうずいぶん経ったのに、その亡霊がうろうろしている。そして私は、神様のほんとうの名前を探している。それが果たして生き返らせるためなのか、それとも殺してしまうためなのかはまだわからないけれど。

心も体も常に緊張している。脆弱な組織はかろうじて生き延びる。歴史という言葉すら歴史になってしまって、それでも、未来に希望を保存しようとするのは馬鹿げたことだろうか。人間にはほとんど盲目的に信じて疑わない理念がある。それぞれに血肉化して生きている、信念とも呼ぶことができない、信念のようなもの。それはごく秘密に、彼の知らないところで育まれ、生涯決して手放されることなく、彼の存在がこの地球上から消えたあとも、きっと永遠に消えることがない。

私たちは過去を知ることによって現在をよりよく知る、ということはない。私たちは現在を知ることによって、むしろ過去をよりよく知る。































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☆Author: 久美子
生まれ変わるなら、星か鳥になりたいと思う。
地上に「愛」が存在するならば、すべてを愛し、すべてに愛されたい。
命の灯をともして、日食の闇に、うごめく。



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